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JA京都中央が「TACパワーアップ大会2024」で全農会長賞を受賞!

2024年12月12日

JA全農は、全国各地で日々、地域農業の担い手に出向く活動を実践している「TAC」のレベルアップを目的に、

TACの活動を全国統一名称で開始した2008年より全国のTACを対象として「TAC・出向く活動パワーアップ大会」を開催しています。

11月21~22日に神奈川県横浜市で開かれた「TAC・出向く活動パワーアップ大会2024」で、

京都府からJA京都中央の、経済部営農販売課・佐藤聖也担当が、TAC部門【TAC部門「京おくら」産地化へ~ゼロからのスタート】で
全農会長賞を受賞しました。

【TAC部門】全農会長賞「京おくら」産地化へ~ゼロからのスタート

JA京都中央は九条ねぎ、ナス、花菜などが特産ですが、農家の高齢化、後継者不足、高温による栽培環境の悪化などの課題があり、

組合員からは夏の高温に強く、需要が期待でき、低コストで取り組める新たな品目について要望を受け、

高温でも容易に栽培できるオクラを導入し、ブランド名を「京おくら」としました。

生産振興を進める中で、収穫から出荷までに時間と労力がかかることから担い手の労働力軽減が課題となり、行政(京都市)へ

農福連携事業を提案し、福祉サービス事業所による袋詰めの労働力を確保しました。

また京おくらの高単価時期に合わせた出荷をしてもらうよう呼びかけ、規格外品の一部を大型規格として新規認定し販路を拡大するなど、

生産意欲向上に繋がる取り組みを実施しました。

TAC活動とは

TAC活動とは、5年後、10年後と地域農業を担っていく農業経営者、つまり「地域農業の担い手」を訪問し、

担い手の意見や要望をJAグループの事業に反映させ地域農業の発展を支援していく活動で、その担当者をTACと呼びます。

TACの活動は、農業生産振興や担い手の経営改善に資する資材・技術の提案、農産物の販路拡大といった取り組みから、

労働力支援、事業承継支援等、地域農業の維持発展に向けた活動にまで拡大しています。