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【営農通信3】ジャガイモに多い「そうか病」の防除について

2019年02月15日
生産事業部 生産資材課
営農情報

病害発生概要

病害名

そうか病

症状

表面に赤褐色のかさぶた状の斑点を生じ、後に拡大して淡褐色から灰褐色になって周縁部が盛り上がります。中央部はやや陥没した円形の病斑となって、灰白色の粉状物質を形成します。収量には影響しませんが、多発すると食用としての価値を大きく損ないます。

発生要因

塊茎形成期に20度以上と地温が高く、乾燥すると多発します。病原細菌の菌種を問わず、pH5.2以上で発生し、pH6.5以上で多くなります。

防除方法

  • 病気が発生した圃場での連作は避ける。
  • 根菜類(ダイコン・カブ・ニンジン・ゴボウ等)の過作をさける。
  • 土壌pH 6.5以上になると多発するので、石灰質資材の施用量に注意する。(pHをあげない石灰質資材を施用する【例】畑のカルシウムなど)
  • 未熟堆肥などの有機物の施用は避ける。
  • 薬剤を使用する。【例】ネビジン粉剤、フロンサイド粉剤など



ホクレン農業協同組合連合会より提供