営農情報

完全自動飛行農業用ドローン(株式会社ナイルワークス社製)の飛行試験を実施

2019年04月24日
生産事業部 販売企画課
営農情報

大阪府とJA全農大阪は、3月22日に大阪府立環境農林水産総合研究所(羽曳野市)で「完全自動飛行農業用ドローン(株式会社ナイルワークス社製)の飛行試験」を共催で実施し、大阪府、大阪府立環境農林水産総合研究所、JA、農薬メーカー等関係者約40名が出席しました。
同社のドローンは、事前に実測・登録した圃場をタブレット操作だけで飛行、薬剤散布ができる完全自動飛行型で、電池残量減や薬剤切れを検知した場合は離陸地点まで戻り、補充後は同地点から作業を再開する自動帰還機能も搭載しています。
大阪府 環境農林水産部農政室から「大阪府では、その大半が人口密集地域であることから、現在、薬剤の空中散布については自粛をお願いしているが、農薬飛散による悪影響がないことを前提とし、ドローンを安全に使用するためのルールづくりを考えていきたい」と説明。JA全農 耕種総合対策部(現:耕種資材部)の担当者による実演では、あらかじめ登録した圃場でドローンの飛行経路や薬剤(今回は水を使用)の周囲への飛散量を確認し、機体の扱い方や圃場データ登録方法等の説明を行いました。
府本部では、同ドローンによる散布時の飛散状況等のデータ収集を行い、大阪府と連携しながらスマート農業への取り組みを進めていきます。

完全自動飛行農業用ドローン(株式会社ナイルワークス社製)