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【営農通信8】秋冬野菜に被害をもたらす害虫に要注意!

2021年09月24日
生産事業部 生産資材課
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病害虫発生概要


・病害虫名

ハスモンヨトウ・シロイチモジヨトウ


・対象作物

キャベツ・はくさい・ねぎ・きく など広範囲の野菜類・花き類

・特徴







(ハスモンヨトウ) 幼虫は頭部の後方に1対の黒い斑紋がある。成長した幼虫の体色は灰黄色、灰黒色など変異に富む。成虫は体長約1520mm。前羽に斜めに交差する数条の淡褐色の縞模様を確認できる蛾。
(シロイチモジヨトウ) 幼虫は体側に白い筋があり、体色は淡緑色~暗褐色など個体差が大きい。成虫は体長約12mm、開張約28mmの暗灰褐色の蛾。

どちらも、卵は塊状で葉に産みつけられ、黄褐色の麟毛で覆われる。若い幼虫は群生し、成長につれて分散する。


・発生時期


5~11月(ピークは8月以降)

・被害


ふ化幼虫は集団で葉裏から表皮を残すように食べ、葉はかすり状に褐変する。中齢以上になると、分散した幼虫が葉脈や葉柄を残して暴食する。


・対策・予防方法






①防虫ネットや寒冷紗でトンネル掛けする。

②卵塊が付いた葉を畑の外へ持ち出し処分する。

③幼虫は、見つけしだい捕殺する。

④薬剤を散布する。

・防除薬剤例 グレーシア乳剤・ブロフレアSC

防除薬剤の詳細については、病害虫防除グループホームページ「令和3年版大阪府農作物病害虫防除指針」をご参照ください。

http://www.jppn.ne.jp/osaka/shishin/shishin.html


全農大阪公式YouTubeで動画も掲載しております。

ご視聴はこちらから →https://www.youtube.com/watch?v=hgxWEeN4JOM

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