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【営農通信9】稲刈り後の水田管理について

2021年10月20日
生産事業部 生産資材課
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今年の米づくりも終わりの時期になっています。
稲刈りが終われば、翌年の準備を行いましょう。
準備作業では、雑草除去及び適正な土づくりが重要になってきます。


1 なぜ雑草除去?


理由 水稲が必要な養分を雑草が吸収すると、生育不良や減収につながる。

対策 ①秋季の除草剤処理

    おすすめ薬剤 ラウンドアップマックスロード・石灰窒素

     ②耕起による物理的防除

2 なぜ土づくり?


理由 収穫後にすきこんだ稲わらの腐熟を促進させることにより、水田土壌の地力低下を防ぐ。

対策 石灰窒素を施用


☆石灰窒素の効果☆


  ・稲わらの腐熟促進
  ・一年生雑草の除草

⇒稲わらすき込み時に石灰窒素を併用すると稲わらの腐熟がおよそ30日早まる。

また、ガスの発生による葉の黄化・根の褐変など還元障害も起こりにくくなる。

▲石灰窒素使用にあたっての注意点


除草に使用するときは、農薬登録の有無、登録内容を必ず確認する。

・目や皮膚に刺激性があるので、十分注意する。

・高温時の使用を避ける。

・作業後、24時間以内は絶対に飲酒しない。

※その他の注意事項については、肥料袋の裏面に記載されていますのでご確認ください。

石灰窒素の肥料袋


全農大阪公式YouTubeで動画も掲載しております。

ご視聴はこちらから →https://www.youtube.com/watch?v=tBWgattbK0k

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