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【営農通信11】鉄の重要性について

2022年01月04日
生産事業部 生産資材課
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 近年の府内の水田では、「鉄分」「けい酸」の不足により、根が傷み水稲の生育に影響を与える「ガス(硫化水素)湧き」「稲の高温障害」が問題視されています。これらの問題は秋落ち田や稲の倒伏につながります。

 そこで重要になってくるのが、鉄分の補給です。鉄分は、光合成に必要な葉緑素を作ったり、植物の調子を整えたりします。また、生わらなどの未熟有機物に鉄分を散布しておくと、酸素不足による有害な硫化水素の発生を防ぎ、根を健全に保ちます。


☆鉄の補給に優れた肥料☆

ミネラルG(砂状)

粒状ミネラルG

鉄次郎(リン酸、けい酸加里も同時に補給可能)

ミネラルG肥料袋画像

粒状ミネラルG肥料袋画像

鉄次郎パッケージ画像

 


 簡易的に土壌中の硫化水素を判定できる『イオウチェッカー』という商品があります。

 イオウチェッカーは、銀と硫化水素が反応して黒色に変色する現象を利用したもので、硫化水素が発生しやすい中干前か穂ぞろい期に使用します。

 結果により、次作に向けた対策を行いましょう。




イオウチェッカーのパッケージ画像



鉄の重要性について、全農大阪公式YouTubeで動画も掲載しております。

ご視聴はこちらから →https://youtu.be/6fhweuCs3JI

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