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【営農通信12】ジャガイモのそうか病に注意

2022年03月01日
生産事業部 生産資材課
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病害名 そうか病

症状



ジャガイモにおけるそうか病の、病原菌は放線菌という細菌の一種で、芋の表面に丸いかさぶた状の病斑を生じます。発病した芋は見た目が悪くなり、市場性を損ないますが、皮をむけば食べることができ、味は健全な芋とほとんど変わりません。収穫まで被害が見えにくいことから、予防が大切になります。

防除方法








  • 無病の種芋の使用必ず、国の検査に合格した健全な種芋を使用します。
  • 連作の防止…連作すると土壌中の病原菌の密度が高くなり病気が発生しやすくなります。
  • 土壌消毒の実施発生の恐れがある場合、作付前に行います。
    (【資材例】ガスタード微粒剤など)
  • 土壌酸度(pH)の調整…土壌pHを5.5以下とします。6.5以上では発生しやすくなるので、石灰質資材の施用量に注意します。
    (pHを上げない石灰質資材を施用する。【資材例】畑のカルシウム・芋美人など)
  • 薬剤による防除【資材例】ネビジン粉剤、フロンサイド粉剤など

そうか病になったジャガイモ〈大阪府植物防疫協会提供〉

防除薬剤の詳細については、大阪府農政室病害虫防除グループホームページ「令和3年版大阪府農作物病害虫防除指針」をご参照ください。
http://www.jppn.ne.jp/osaka/shishin/shishin.html


全農大阪公式YouTubeでは「馬鈴しょ栽培方法」の動画も掲載しており、「そうか病」についての説明をしております。

ご視聴はこちらから→https://www.youtube.com/watch?v=4d_wSBeaVxk


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