【営農通信42】オオタバコガの発生に注意!
大阪府から病害虫発生予察注意報第1号(令和7年5月15日付)が発表されました。
1 病害虫名 :オオタバコガ
2 対象作物 :なす科果菜類、うり科果菜類、あぶらな科野菜、花き類など
3 発生地域 :府内全域
4 発生量 :多い
5月上旬の大阪府内での発生調査では、平年を大きく上回っている地域があります。
近年本虫の発生が多く被害が懸念されますので、作物や圃場の状況をよく観察し、早期発見・早期防除に努めましょう。
1 特徴
・幼虫が果実や花蕾に穴をあけて、内部に食入するのが特徴です。
・初夏から秋(6~10月頃)にかけて発生し、特に8・9月に発生が多くなります。
2 対策
・薬剤防除は、必ず発生前~発生初期に行う必要があります。特に果実内などに食入した場合、薬剤が届きにくくなりますので、果実ごと処分するなどの対策が必要です。
・大きく成長した幼虫は薬剤に強くなりますので、薬剤防除は幼虫が小さいうちに行うことが必要です。
・発生果実等は内部で幼虫が生存している可能性がありますので、絶対に放置せず、適切に処分します。

トマトを食害するオオタバコガ幼虫
(トマト被害写真:大阪府植物防疫協会 提供)

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※登録の無い作物もございますので、必ず登録内容を確認してご使用ください。
大阪府農政室病害虫防除グループホームページ
https://www.pref.osaka.lg.jp/o120090/nosei/byogaicyu/index.html 内に、詳しい情報が掲載されています。
(オオタバコガ病害虫発生予察注意報第1号 https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/84527/2505_r7chuuihou01_ootabakoga_soshin.pdf)
この情報等を参考にして、適切な対策に努めてください。