【営農通信44】シロイチモジヨトウの注意報発表について
2025年09月04日
生産事業部 生産資材課
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営農情報
大阪府から病害虫発生予察注意報第3号(令和7年9月2日付)が発表されました。
1.病害虫名:シロイチモジヨトウ
2.対象作物:キャベツなどのあぶらな科野菜、ねぎ類、しゅんぎく、花き類など
3.発生地域:府内全域
4.発生量:多い
○発生状況
●8月中旬のフェロモントラップ誘殺頭数が平年に比べて多い傾向で推移している地点が多数見られました。
●8月下旬における「ねぎ」の巡回調査の結果、被害株率・発生頭数ともに平年値を大きく上回りました。
●今後、高温で推移する可能性が高いため、発生が多い傾向が続くことが予想されます。
○特徴
●シロイチモジヨトウは、ヨトウムシ(ヨトウガ)やハスモンヨトウなどと同様にチョウ目に属し、幼虫が各種野菜・花き等を食害する害虫です。
●一般に日本の野外では越冬が困難で、毎年暖かい地域から飛来すると考えられています。そのため、夏の後半から秋にかけて発生が増加する傾向があります。
●ハスモンヨトウと同様、薬剤の効果が低い傾向があり、特に成長した老熟幼虫は薬剤の効果が低くなります。薬剤防除は幼虫が成長する前に早めに行うのが効果的です。
シロイチモジヨトウ 老齢幼虫
シロイチモジヨトウ 成虫
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●登録のない作物もございますので、使用前にはラベルをよく読んでください。
●ラベルの記載内容以外には使用しないでください。
●本剤は小児の手の届くところには置かないでください。
大阪府農政室病害虫防除グループホームページ 内に詳しい情報が掲載されています。
今後、被害の発生が懸念されますので、適切な対策に努めてください。