お米のミニ知識【健康】

ご飯を食べて健康に

お米には、私たちの活動のためのエネルギー源になる炭水化物や、体をつくるたんぱく質などの栄養素が豊富に含まれています。ごはん(お米)を中心とした食生活にすることで、栄養バランスがとれた健康的な食生活につながりやすいとされています。

栄養

茶碗一杯分のごはんの栄養素

エネルギー

炭水化物は大切なエネルギー源

私たちの活動に必要なエネルギーの元になる栄養素には、たんぱく質、脂質、炭水化物があります。厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2015年)によると、1日で摂取する適正なエネルギー(カロリー)のうちの50~60%を、ごはんやパン、麺類といった炭水化物でとることが望ましいとされています。

炭水化物の中でも粒でできているごはんは、粉からできているパンや麺類よりも消化吸収がゆっくりで腹持ちが良いといわれています。また脂質も少なく、おかずとの組み合わせで摂取する脂質や塩分を調節できるので主食として食べるのにぴったりです。

炭水化物の役割

ごはんに含まれる炭水化物の重要な役割は、脳のエネルギー源としての機能です。炭水化物は体内でブドウ糖に分解され、脳、神経組織、赤血球などにエネルギーを供給します。脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源にしているので、ブドウ糖が不足すると脳や神経に栄養が行き届かなくなり、いらいらしたり判断力が鈍ったりすることがあります。

食事バランス

ごはんを主食に、健康的な食事を目指そう

身体が必要とする栄養素をバランスよくとるためには、主食、主菜、副菜といった栄養面の特徴が異なる料理を組み合わせて食べることが大切です。

ごはんは、塩分がなく味が淡泊なので、どんな主菜、副菜とも相性が良く、和・洋・中ともによく合うメニューがたくさんあります。また、ごはんを主食にすることで、主菜、副菜が揃いやすいといわれています。

ごはんを中心に、色々なものを組み合わせて食べることで、栄養バランスの整った健康的な食事を目指しましょう。