ル レクチエ

大切な人の数しか実らない。

華やかな香りと優雅にとろける甘みを、輝くパステルイエローに秘めた「ル レクチエ」。
フランスで生まれ、毎年わずかな数しかとれない西洋なしです。
そのテイストを可能にしたのは、新潟の豊かな水と肥沃な土壌、そして100年以上積み重ねた高度な栽培技術と人々の愛情。
特別な日に。大切な方に。自分へのご褒美に。新潟のル レクチエをぜひお召し上がり下さい。

ル レクチエ「食べごろのポイント」

西洋なしって食べ方が分からなくて・・・と買うのをためらうお客様。食べごろの見分け方、カットの仕方などお教えします。


1.お買い求めになった、または贈り物でいただいたル レクチエは、開封して中身を確認後、できるだけ日の当たらない10℃以下の涼しいところに置いてください。(玄関近くや廊下など。冷蔵庫は水分が蒸発するため、お薦めできません。)これは、暖かい部屋に置いて一度に熟してしまい、腐るのを防ぐためです。

2.次に、箱の中からできるだけ黄色が強くなっている果実を数個選んで、暖かい部屋の中に置きます。透明な包装袋に入れたままでOKです。(袋は水分の蒸散を防ぎます。)

産地から出荷されるル レクチエ(9割着色)


3.香りが強くなり、果実の首部分の黄色が濃く黒っぽくなってきたら、袋から出して手で全体をさわってみてください。

○弾力があり
○首の軸部分にしわがよって
○バナナと同じように黄色が濃くなってきたら食べ頃です。
 まださわった感じが固かったら、もうしばらく置いてください。

首が黒くなってちょうど食べ頃



4.以後順番にお部屋の中に置いて、熟成させてお召し上がりください。

<注意!>
ル レクチエは、産地で9割ほど追熟をして出荷しております。追熟したル レクチエは傷みやすいため、10日以内を目安にできるだけ早くお召し上がりください。




カットの仕方

ル レクチエはなめらかな肉質が特徴です。でもそのなめらかさが、皮の剥きにくさ、カットの難しさにつながってしまうようです。形もリンゴや梨のようにきれいな丸ではないので、くるくると回して切ることもできないし・・・。
と言うことでプロのパティシエに西洋なしのカットの仕方を伺ってみました。
1.まず頭の軸の付いている部分を平らに切り落とします。(ちょっともったいない・・・)
2.平らな部分から縦に4~6つ割りにし、芯を取り除きます。
3.果肉側を手のひらで包むように持ちながら、皮をむきます。
4.色が変色しやすいのでむいたらすぐ食べましょう。(ちなみにル レクチエの変色はリンゴと違い塩水では止められません。レモン汁も効果はありません。)

盛り付け例

●ポイント1
タルトなどに使う場合には、8~10つ割りくらいにしたル レクチエのくし形を、中央から放射状に並べるときれいです。

●ポイント2
果物は、皮の近くに栄養うまみ成分がつまっています。ル レクチエは表皮が薄いので、皮付きで召し上がってみてもよろしいのでは。

「ル レクチエ 100年物語」

フランスから新潟に渡って100年以上。ル レクチエの愛情物語は1世紀を超えて受け継がれています。

『CYCLOPEDIA OF HARDY FRUITS』
ル レクチエ育成経過を記す古い本

小池左右吉氏
遠く海を隔ててフランスからはるばるやってきた「ル レクチエ」。
明治36年頃、新潟県白根市(現新潟市)の農家小池左右吉氏によってフランス・オルレアン地方から苗木が持ち込まれました。
当時、日本なしの栽培に取り組んでいた小池氏は西洋なしがロシア人の間で高値で取引されていることを知り、国内外から30余種もの西洋なしを取り寄せ、栽培を始めました。

今もかくしゃくと実をつける古木
しかし導入から長い間、日本では西洋なしの栽培方法がほとんど知られていなかったので、「ル レクチエ」の栽培は失敗続きでした。実が落ちやすく、安定した収穫が得られないため、栽培は衰退の一途。 ところが、わずかながら収穫した「ル レクチエ」の実がすばらしくおいしかったため、農家では自分で食べる分にと樹を少し残しておいたのです。それがいつしか高級料亭のデザートや古町芸者の間でおいしい果物 ”ロクチ”として目にとまり美食家たちの密かなブームになりました。

小池氏の業績を讃えたてられた<ル レクチエ発祥の地>記念碑
こうして再び「ル レクチエ」は注目を集め、産地をあげて本格的な栽培に取り組むことになりました。 呼び名もロクチー、ルルクチー、ルレクチーなど人によって様々でしたが昭和58年に「ル レクチエ」に統一されました。 それから約20年を経て、農家のみなさんと県・関係機関の協力のもと試行錯誤を繰り返しながら、ようやく安定栽培をつくりあげることができました。

歳暮ギフト、クリスマスフルーツにどうぞ
これまでは栽培が難しく、数が少ないことから、新潟県外にはあまり知られていませんでしたが、これからはもっと多くのお客様にル レクチエのおいしさを知っていただきたいと思っています。
是非一度、100年の時を越えるル レクチエの味わいをお楽しみください。
ル レクチエをお求めの方は JAタウンをご覧ください。


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