牛のせり関係情報

鳥取県中央家畜市場におけるゲノム育種価の表示について

2021年04月16日
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牛のせり
畜産事業

JA全農とっとりの鳥取県中央家畜市場では、鳥取県和牛生産者連絡協議会とともに、令和3年4月15日の和子牛のセリにて、ゲノム育種価のセリ名簿及びセリ場の電光掲示パネルへの表示を開始しました。

本県では、県独自で令和2年10月より雌和子牛の全頭に対し行ってきており、今回のせりから、ゲノム育種価をセリ名簿とセリ場の電光掲示パネルに表示しました。

県独自の遺伝子検査、雌和子牛の全頭検査、セリ名簿・セリ場の電光掲示パネルへのゲノム育種価の全頭表示は、いずれも全国初となる取り組みです。

ゲノム育種価では、「枝肉重量」「ロース芯面積」「脂肪交雑」など基本的な6形質の他、脂の質や赤身のおいしさの指標とされる「オレイン酸」「グリコーゲン」を加えた8形質をH・A・B・Cの4段階で表示します。

これにより、購買者が雌和子牛の能力を判断する際、有用な指標として示すことができ、評価の向上や市場の活性化、優秀な和子牛生産につながることを期待しています。

なお、子牛の生年月日の関係上、4月のせりでは雌和子牛の約4割にあたる55頭の表示でしたが、7月以降のセリでは雌和子牛の全頭についてゲノム育種価を表示します。