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「二十世紀梨の親木」切り株標本引渡し式を行いました

2024年03月13日
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3月12日(火)に鳥取二十世紀梨記念館にて「二十世紀梨の親木」切り株標本引渡し式を行いました。

2018年に枯死※した「親木」の切り株断片を標本化し、多くの方に二十世紀梨の親木の歴史を見ていただけるように鳥取二十世紀梨記念館に引渡しをさせていただきました。

※幸いにも地際の台木部分から伸びたひこばえ(萌芽)に生存中の二十世紀梨の枝を接いだものが、現在10年生の若木に成長しており親木の二代目として結実しています。

今後は、二十世紀梨記念館内で展示を行いますので是非「親木」の歴史を感じ取ってみてください。

二十世紀梨の親木切り株標本の内容を表示

二十世紀梨の親木切り株標本

🔲「二十世紀梨の親木」と標本化の経緯について
1904年(明治37年)に北脇永治氏が千葉県から二十世紀梨の苗木10本を導入(本年は導入120周年)し、この木から穂木を採って苗木を作り、県下へ二十世紀梨の栽培を普及させていったことから「親木」と呼ばれています。
1969年(昭和44年)に北脇家から鳥取県果実農業協同組合(現JA全農とっとり)へ親木3本が寄贈されました。
鳥取二十世紀梨記念館にもご協力いただき、これまでなんとか現存していましたが、2018年(平成30年)に3本のうちの中央の1樹が枯死してしまいました。
この度、枯死樹の歴史を残すため鳥取林業試験場と鳥取二十世紀梨記念館にご協力いただき、切り株断片の標本化に至りました。

本会 沢登副本部長(左)と二十世紀梨記念館佐藤館長(右)の内容を表示

本会 沢登副本部長(左)と二十世紀梨記念館佐藤館長(右)