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トマト

トマト

大玉トマトは野菜の中でも人気の品種の一つであり、家庭栽培でも人気があります。
実割れや尻腐れ病などに気を付けてうまく育ててみましょう。

トマト

2nd STEP トマトの植え方

ポットの底を軽くもみ押しながらポットを外す

①

POINT
苗をつまむように持ってしまうと根と茎を傷つけてしまう恐れがあるので、指で挟むようにしてもつ。
その状態でさかさまにして受けるようにとるとうまくポットを外すことができる。

②
③

プランターの土の表面に4~5センチ程度の穴を開ける。

④

植え付け前のワンポイント

トマトの場合、実がなった際にカルシウムが足りないと尻腐れ病になってしまう恐れがあるので、10グラム程度土に苦土石灰を混ぜると効果的!

開けた穴に苗を植えこむ

⑤

苗にそって土寄せをする(もともとのポットに入っていた土が見える程度に寄せる)

⑥

OK例
適度な盛り方で中央の土は元のポットの土が見えている

⑦

NG例
中央に土を寄せすぎて、子葉まで隠れてしまっている。この植え方はぐらぐらするので深めにと思ってなりやすい植え方です。
あくまで植え付けなので倒れても気にせず、適度な深さで植えてください。(倒れは仕立ての際にしっかりと立たせる。)

⑧

根から約2センチほど〈根が回っていない部分まで〉離して支柱を設置する(近すぎると根を痛める可能性がある)

⑨

八の字に結び誘引する(茎を傷つけないようゆるく結ぶ)

⑩

完成!
追肥はトマトの場合仕立てるときに茎が太いと仕立てづらいので、実がなるまで不必要です。

⑪

3rd STEP トマト 脇芽欠きの方法

脇芽欠きとは・・・

簡単に言うと、いらない枝を取り除く作業です。
では、なぜ脇芽欠きを行わなければならないのでしょう。
トマトの苗はたくさんの枝を付けます。そのすべての枝を生かしてしまうと、たくさんの花が付きたくさん実がなってしまいます。
たくさん実がなることは一見いいことのように思えますがそうではありません。
一つ一つに十分な栄養がいきわたらず、しっかりとしたトマトを作ることができません。
なので、主枝に絞って実をつけるために脇芽欠きが必要となってきます。

トマト

良い見本
苗の大きさに合わせて支柱を変え、さらにアサガオ支柱のような円形の支柱を使うとより効果的に苗を支えることができます。
支柱に触れない枝の部分は、外側の支柱か円形の部分に結び付け固定します。

悪い見本
まず、苗が支柱にしっかりと固定されているか確認します。
左のように、支柱よりも大きく成長してしまい、苗が曲がっていたり、しっかりと固定されていない状態で行うと苗自体を追ってしまう恐れがあります。

脇芽は5センチ程度の大きさで取り除くのがベストです。
脇芽が大きくなってしまった場合も取り除くことはできますが、苗を傷つける恐れがあるので、なるべく小さい状態で取り除くのがよいと思います。

①

また、はさみ等を使うとはさみに付着している菌が感染し、病気になる恐れがあるので必ず手で行うようにしてください。
手前に倒すように折ると失敗せずきれいに取り除くことができます。

②

このように切り口がきれいに取れればOKです。
切り口が乾く前に雨などが降ってしまうと感染症にかかる恐れがあるので、天気の様子もうかがいながら晴れの日に行うようにしてください。

③

LAST STEP トマト いよいよ収穫!

へたの付け根まで赤く完熟したら収穫できます。
収穫は朝に行いましょう。
昼間葉の光合成で作られた養分が夜中に果実に移動して蓄えられます。
早朝が一番養分が充実して、栄養も味も優れています。

大玉トマトは果実が不揃いになりやすいので、最初に咲いた花と花房の先端の花は実が小さいうちに取り除き、1花房3~4果にすると大きさがそろい、きれいなトマトができる。

トマト