
責任感が大きなやりがいに。
米穀園芸部 米穀課

石川県内で生産したお米の委託販売を担当しています。全国の米卸業者への販路開拓はもちろん、出荷元のJAや輸送を担うグループ会社・JAアグリライン石川など、さまざまな関係先と直接コミュニケーションをとり、販売先への納品までを一貫して受け持っています。出荷米穀の全量をまとめて計算し、JAに支払う共同計算も大切な業務の一つ。生産者の方々が丹精して育てたお米を預かり、ライフラインとなる主食を日本各地の消費者の皆さんに届ける仕事に、大きな責任感とやりがいを感じています。

米穀課では、酒米やもち米なども取り扱っていて、石川県オリジナルの酒米「百万石乃白」の普及・促進にも関わっています。百万石乃白はすっきりフルーティーな味わいの地酒の醸造に最適で、その品質は胸を張っておすすめできます。2023年には一層の推進をめざし、県内の生産者や酒蔵とともに試飲会を開催しました。蔵の職人と消費者が意見交換できる貴重な場となり、手ごたえは十分。実は、自分自身が根っからの日本酒ファンなんです(笑)。おいしい石川の地酒づくりに、間接的にでも携わっている――。それが仕事と向き合ううえでのモチベーションの一つになっています。
関東出身で、石川県に来たのは県内大学への進学がきっかけです。ですから、卒業後は地元に戻る考えもありました。気持ちが変わったのは、学生時代にちょっといい雰囲気の居酒屋さんでアルバイトを経験したからです。地物や地酒にあふれる環境で働く中で、石川県の「食」のとりこになっちゃいました。JA全農いしかわならば、魅力ある食材をつくる生産者を多方面から支えられると思い、就職を決めました。

その点は大丈夫です。基本的には週休二日で休めていますし、そのほかにも有給休暇も取りやすく、5日間のリフレッシュ休暇もあります。それに、ある程度経験を積めば若手・ベテラン関係なく、仕事の裁量も任せてもらえます。新米の出荷シーズンとなる秋は忙しく、残業することもありますが、仕事量は自分自身で判断し調整できます。決して、仕事場と自宅の往復だけという毎日ではないですよ。週に2日は趣味で続けるソフトバレーの練習に通っていますし、休日には社会人になって始めたゴルフを大学時代の友達と楽しんでいます。子どもが産まれたら、月単位で育休もしっかり取得しようと思っています。

石川県だけに限った話ではありません。人手不足や過疎化など、全国的に農業を取り巻く状況は厳しくなっています。老朽化した施設の集約など、今後は大胆な一手がきっと求められます。その時、JA全農いしかわとしてどうすれば、地域に貢献できるかを常に考え続けていきたいと思っています。ドローンの活用やDXの推進、カーボンオフへの取り組みなど、これからを見据えた課題の解決に全力を傾けていきます。






わたし自身、大学で学んできたことは農業とは関係なく、実家は農家でもありません。入会前は不安な気持ちはありましたが、そこは大丈夫。同期の出身学科もさまざまですし、先輩が1からサポートするOJT制度も整っています。一方で、入会してみて感じたのは、思った以上にパソコンを使う仕事が多いということ。WordやExcelの基本的な使い方などを身につけておくと、スムーズに仕事に臨めると思いますよ。
