
あの日の達成感は忘れられない。
自動車燃料部 自動車課 自動車整備工場

JA全農いしかわの自動車整備工場には、いろいろな車が入ってきます。国内メーカーのさまざまな車種だけでなく、外国車や年代ものの車も少なくありません。最近は電気自動車も増えています。基本は同じでも、車が違えば当然、構造は変わります。1台1台にあった整備・修理が必要で、それがなかなか難しいんです。一方で、技術者としてはそこがおもしろいところ、腕のみせどころでもあります。

電気関係の故障の修理を手がけていました。ですが、どれだけ考えても、原因が分からなかったんです。先輩に相談したところ、すぐにほかの整備士も集まってくれました。職場には、ベテランのスタッフがたくさんいます。知識量も、経験値も本当にすごい。次々とアイデアがわき出てきて、みんなで意見を交わしながら、通常では分からないようなイレギュラーの原因を見つけ出しました。まさにワンチーム。先輩方と力を合わせ、トラブルを解決した達成感はとても大きかったですね。チームワークの大切さも再確認できた出来事でした。
産業技術専門校で整備士資格を取得しました。友達はディーラーの整備工場に就職する人が多かったのですが、わたしの場合はあまり車種を限定せずに、幅広く車にかかわりたかったんです。そこで目に留まったのが、JA全農いしかわの整備工場でした。「ここならばメーカーに関係なく、いろいろな車両にふれることができる」と思ったんです。実際、数多くの車種の整備を手がけることができ、自分自身のスキルアップにつながっていることも実感しています。

年齢層はばらばらです。わたしのように20代もいれば、50代の方もいます。でも、車好きなところはみんな同じ。和気あいあいとした職場で、新しい車の技術のことだったり、ドライブに出かけたことだったりと話題は尽きません。もちろん、自動車整備のプロとしての技術力が高い方ばかりで、分からないことを相談すると、いつも親身になって教えてくれます。

第一の目標は検査員資格を取得することです。いまは自動車整備がメインですが、この資格があれば車検の最終検査をすることができます。並行して、整備記録をまとめるなど管理業務を受け持つことも増え、担当できる仕事の幅がぐっと広がります。そうすれば整備工場全体の業務効率化にもつながります。自分自身の成長とともに、組織のレベルアップにも貢献していきたいと思います。






どんな仕事でも、業種でも、その道のプロになるためには勉強が欠かせません。ですが、「勉強がしたい」という人はあまりいませんよね。ならば、どうすればいいか。やはり“好きなこと”ならば一生懸命になれると思います。それが、わたしの場合だったら自動車整備でした。就職活動は自分自身のこれからを考える絶好のチャンスです。皆さんも、好きなことが何かをいま一度、探してみてください。
