
ベストな提案をカタチにしていく。
生産資材部 農機施設課

皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか。JAマークのついた農業関連施設やJAの支店、葬祭式場、ガソリンスタンド‥など、これらさまざまな施設の設計・監理業務に携わっています。魅力は、打ち合わせから基本計画のパース作成、実施設計、積算、確認申請、現場の監理など、すべてのプロセスにかかわれること。工程ごとにさまざまな課題が持ち上がり、まだまだ経験・知識不足なことで頭を抱えることもあります・・・。ただ、予算やスケジュールの管理など、お客様にとってベストな提案を心がける中で、徐々にカタチになっていく仕事にやりがいを感じています。

同じJAグループだからといって、あらゆる案件がJA全農いしかわに任されるわけではありません。広く提案を求めるプロポーザル方式※で選考するケースもあります。入会から5年目、あるJAの支店の設計を託されました。実は、以前もプロポーザルでの選考に参加したことがあり、当時は残念な結果に終わってしまいました。「今度こそは」。悔しさをバネに、そんな思いもあり、上司にアドバイスを受けながらお客様にとってのベストを徹底的に考え抜きました。そのかいもあって、結果は「採用」。このときの達成感は忘れられません。
「施主(発注者)側に近い立場で設計に携わりたい」という思いがあったからです。発注者としてプロジェクト全体を見渡す仕事には大きな魅力を感じていましたが、一方で設計にも深く関わりたいという気持ちが強くありました。そんなときに出会ったのがJA全農いしかわです。ここならば、施主の立場に近いポジションでありながら、設計にも携われると感じました。しかも、地元での就職を考えていた希望とも合致します。農業に関する知識があったわけではなく、その点は不安もあったのですが、入会後に研修会なども充実していたので、無理なく働き始めることができました。

上司や同僚にフォローしてもらいながら、フルタイムで働いています。仕事は期限までに完成させなければなりませんが、日々の進捗は一人ひとりの裁量に任されています。子どもの急な発熱などの際にもお休みを取りやすく、とても働きやすい職場です。もちろん、私だけでなく、課内を見渡しても育児と仕事を両立している方は多く、同僚の男性建築士も育休を取得していました。

JA全農いしかわは自分のアイデアを仕事に生かせる職場で、私も建築情報を盛り込んだ3Dモデルをつくる「BIM」の導入を提案し、受け入れてもらいました。これからも新たな技術を積極的に採り入れ、もっともっとステップアップしていきたい。並行して、リモートワークをもっと積極的に活用するなど、子育てや介護などでライフスタイルが変化しても無理なく働けるよう、率先して職場の環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。






わたしは高専を卒業し、大学3年次に編入しました。高専卒業後にそのまま建築業界に飛び込んだ友達も多く、大学時代に現場のリアルを聞くことができました。振り返ると、就職活動では、そんな声が参考になったかも。イメージと現実のギャップは小さいほうがいいに決まっています。働き始めてからとまどったり、後悔したりしないよう、希望する業界や職場をできるだけ調べることが大切だと思います。インターンシップに参加するなど、職場の雰囲気や仕事の中身を肌で感じたうえで、自分にぴったりの道を探してください。
