すいか

夏の涼をさそう甘みとシャリシャリ感。
糖質とリンゴ酸やアルギニンを含み、さらにリコピン、カロチンも。
愛媛の平場から山畑までのリレー出荷で長期出荷。
品種特性
〇夏の代表的な果実。水分が多く、甘み豊かで、シャリシャリした食感が夏の涼をさそいます。
〇県内産地リレーで出荷:大洲→城南・坂本、菊間・種→中山
肥沃な平場から排水のいい山畑までのリレー栽培
〇大洲すいかは、農林水産省ガイドラインにもとづく県特別栽培認証を取得しています。
〇 ウリ科で、肉色には大別すると赤、黄、白系があります。
小玉すいかもありますが、赤色大玉のしま皮が主流となっています。暑い日に冷たく冷やしたすいかの味は格別です。
産地の概要
〇壌土~粘質壌土で、排水のよい畑で栽培。
〇県内産地リレーで出荷:大洲→城南・坂本、菊間・種→中山
〇栽培方法
大洲:五郎、東大洲、
パイプハウス又は大型トンネル栽培での早だし(5・6月~)
城南・菊間:マルチ・ポットキャップによる栽培(6,7月~)
中山:山畑の露地実生栽培(7,8月)
選び方
【形で見分ける】
〇縞模様のはっきりしたものを選びましょう
すいかの生育には太陽の光が欠かせません。あの独特の縞模様は、浴びた光のバロメーターです。日陰で育ったすいかの縞模様は薄く、逆にたっぷり光を浴びたものは黒く濃く、はっきりとしたコントラストができています。
〇頭の軸が細いものを選びましょう
茎が太いと、大量の水分が身の中に入り込み、味の薄い、水っぽいすいかになってしまいます。茎の細いすいかは少ない水分で甘みが凝縮されて、密度の濃いすいかになります。
【音で聞き分ける】
〇すいかは、叩いた時の音で中身の状態が判断できます。
食べ頃のすいかの音は「ボン・ボン」と響き
未熟のすいかは「ポン・ポン」と高い音がします。
熟れすぎのすいかの音は、「ドン・ドン」と鈍い響きがします。これは、タナ落ちして、空洞が生じた為です。
食べごろ
〇すいかは高温を好み、野菜の中で最も強い太陽光を必要とします。露地ものは出荷前の気象条件で作柄が決まります。
〇降水量が400ミリ以下で、日照時間が300時間以上で、甘くおいしいすいかが育ちます。
食べ方・調理ポイント
〇切り方:すいか1玉の中で、一番甘いところは、中央部、真中。このため、一番甘い中央部、真中がみんなにいきわたるように切りましょう。
○種が見えないように切るには:すいかには縞模様がある。縞と縞の間を切ると種が目立たなくなります。(例外あリ)
○食べ頃の温度:すいかの食べ頃温度は15℃。このことから、すいかは川や井戸水で冷やすとちょうど食べ頃の温度になります。冷蔵庫は5℃くらいなので、出してすぐは冷えすぎていて美味しくありません。
保存方法・加工法
〇すいかを収穫してから日数がたつにしたがって、肉質が劣化し、しっかりした歯ざわりが消えていきます。買ってきたら冷蔵庫に入れ、冷えたらすぐに食べるのが一番おいしいです。とくに切ったものを買ってきたら、味が落ちるのが早いので、なるべく早く食べましょう。
〇それでももう少し冷蔵庫に入れておこうというなら、野菜室で保存してください。