えひめの食

春の七草

特長1

人日の節句、1月7日は七草粥!

特長2

昔からの伝統野菜 日本のハーブ

特長3

お正月の飲みすぎ・食べすぎでもたれた胃にどうぞ!

産地の概要

七草の紹介

〇 芹(セリ)セリ科:現在の名前 芹(セリ)

1ヶ所に「せり」(競)合って生えることから「せり」と言われるようになりました。

夏には白い小さな花が多数集まって咲きます。鉄分が含まれています。

〇 薺(ナズナ)アブラナ科:現在の名前 薺(ペンペングサ)

撫でたいほど可愛い菜、また、夏に枯れて無くなることから「夏無(なつな)」これが変化してその名がついたとも言われています。

〇 御形(ゴギョウ)キク科:現在の名前 母子草(ハハコグサ)

名前は「母」「子」の人形(人形)に由来するとの説があり、柔らかいうす緑色の葉の先に、黄色の花がつぶつぶになってかたまって咲きます。明治頃からヨモギが材料にされるまで草餅の材料とされていました。

〇 繁縷(ハコベラ)ナデシコ科:現在の名前 繁縷(ハコベ)

タンパク質、ビタミンB,Cなどに富みます。また、昔はこれを炒った粉に塩を混ぜて歯磨き粉として用いていました。漢字の「繁縷」は漢名で、茎の中に目立つ筋(縷(る))があることから名がついたといわれています。

〇 仏の座(ホトケノザ゙) キク科:現在の名前 小鬼田平子(コオニタビラコ)

上の方の2枚の葉のつきかたが仏様の円座に似ていることから「仏の座」になったとされています。春に黄色い花が咲き、若葉を食用とします。

〇菘(スズナ)アブラナ科:現在の名前 蕪(カブ゙)

「すずな」は蕪の昔の呼び名で「鈴菜」とも書きます。黄色い花を咲かせます。

〇 蘿蔔(スズシロ)アブラナ科:現在の名前 大根(ダイコン)

「すずしろ」は大根の昔の呼び名で「清白」とも書きます。白か、うすピンク色の花を咲かせます。

食べ方・調理ポイント

○ 七草粥とは、人日の節句(1月7日)の朝に、7種の野菜が入った粥を食べる風習のことです。七草粥の習慣は、江戸時代に広まったそうです。七草の種類は時代や土地によって異なっていたようですが、年頭にあたって豊年を祈願し、「今年も家族みんなが元気で暮らせますように」と願いながらお粥をいただく気持ちは変わりなかったようです。早春にいち早く芽吹くことから、邪気を払うともいわれ無病息災を祈った七草粥の行事と豊作を祈る行事が結びついたと考えられています。

○ 七草はいわば日本のハーブ、そのハーブを胃腸に負担がかからないお粥で食べることで正月の疲れが出はじめた胃腸の回復と野菜の乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補う効果もあります。