蚕豆 生産者の紹介
蚕豆(松山市)
生産地
松山市
協力生産者
JA松山市 蚕豆部会 部会長 瀧本 久志さん
愛媛県は、蚕豆の全国で生産量が第4位。特に松山市城北地区は江戸時代末期からお米の裏作として蚕豆栽培をしていたという歴史のある場所です。そこで、瀧本さんは陵西一寸を15a栽培しています。陵西一寸は、その名の通り、豆粒の大きさが一寸(約3㎝)あり、莢に3~4粒入っている食味がよい蚕豆です。
蚕豆栽培は、9月末から始まります。種豆を冷蔵庫に1ヶ月入れることで種豆に「冬」だと錯覚をさせ、10月に定植してからの成長を促進させます。この方法により、収穫時期を4月に早める事ができるようになりました。また、蚕豆は連作障害が出やすく、一度栽培をすると、5年間は同じ土地で栽培ができないので、余所の田んぼを借りて栽培をしたりするそうです。
城北地区は蚕豆栽培の適地だが後継者がいない、いいものができる場所だから後継者を育てていきたいと、瀧本さん。
新鮮でおいしい蚕豆の見分け方は、莢の緑にツヤがあり、ハリのあるもの。劣化の早い野菜なので、買ったその日のうちに召し上がってくださいね。
2014年5月2・9日ラジオにて放送