えひめの食

いよかん 生産者の紹介

いよかん(松山市)

生産地

松山市

協力生産者

JAえひめ中央 忽那 眞二さん

松山港の沖合約10kmの中島で、忽那さんはいよかんを37a、その他温州みかんやカラマンダリンなどの柑橘12種類を115aで栽培しています。いよかんの品種は宮内伊予柑。昭和30年、松山市平田町の宮内義正氏の園地で栽培されていた普通いよかんの枝替わり(突然変異)として発見され、現在では愛媛県を代表する柑橘になりました。
宮内伊予柑は、剪定や摘果など基本管理をしていれば、比較的作りやすい品種ですが、一番大変なのは、摘果。大玉のいよかんを作るためには実を半分くらい落とすそうですが、7~8月の暑い中の作業は値打ちがあると忽那さん。また、山での摘果作業では、やぶ蚊が寄ってくるので対策が必要だそうです。収穫後、いよかんは予措(貯蔵して色づきを良くし味を調える)をしますが、最近の倉庫は気密性が高く温度が上がりやすいため、果実が結露し腐りやすくなるので、こまめな管理が必要です。
今年度は表年でいよかんの量が取れ、色づきも良く、近年にないきれいないよかんができたと忽那さん。満足のいく果実ができると、収穫期に1年の苦労が報われるそうです。愛情を込めて栽培した「色よし味よし香りよし」と三拍子そろったいよかんをおいしく食べて欲しいと話してくださいました。

2018年1月14日放送

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