しまなみ海道で広島県との県境に位置する大三島で、船端さんは様々な柑橘を栽培しています。取材にうかがったのはせとかを栽培している１１ａのハウス。せとかは、独特の魅力あふれる香り、ジューシーで濃厚な甘みが特徴の柑橘です。
船端さんはUターンで大三島に戻り農業を始めた際、当時の果樹試験場岩城分場で新品種に登録されたばかりのせとかと出会い衝撃を受けました。食べた時のあまりのおいしさに感動して栽培を始めましたが、その当時は栽培マニュアルも少なかったので試行錯誤を重ねたり、栽培をしている他の人に教えてもらったりしたそうです。
船端さんが目指しているのは、毎年おいしいせとかを作ること。１年だけおいしい果実を作るのは簡単だけれど、継続して作ることは難しい、しかし収穫期にそれまでの努力が果実に表れた時はうれしいしホッとするそうです。せとかはこの時期の柑橘として浸透してきているので、自分が受けた食べた時の感動を皆に味わってもらえれば、と話してくれました。

2015年2月28日放送
2018年2月25日放送

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