せとか 生産者の紹介
せとか(松山市由良町)
生産地
松山市由良町
協力生産者
JAえひめ中央 由良支部長 林 耕一郎さん
林さんは、松山市の興居島で高級品種せとかを栽培しています。興居島では、伊予柑を中心として、せとか、不知火、南津海など、温暖な瀬戸内海気候を生かした露地栽培が盛んです。
露地栽培のせとかは3月から収穫が始まります。せとかは収穫を迎える前に果実が色づいてしまうので、きれいな紅色を残すために果実一つひとつに“サンテ”と呼ばれる黒いストッキングのような布をかぶせます。広い園地に成っている全ての果実にサンテをかける作業はかなり大変です。また、せとかの枝には鋭いトゲがあり、放っておくとトゲで果実に生傷が付いてしまいます。このトゲの除去も大事な仕事。手間をおしまないことで、紅が濃い美味しいせとかが出来るのです。
ところで、せとかの名前(品種名)の由来、わかりますか?せとかは、育成地の長崎県口之津町から望む「早崎瀬戸(はやさきせと)」と、温暖な瀬戸内地方での栽培が期待されること、そして、せとかの「良い香り」にちなんで名づけられたそうです。
香り、色、味わい全てが濃厚なかんきつの王様せとか。甘味が強くて、皮が薄いので剥きやすく、種もないのでそのまま食べられます。
2012年3月3日放送
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