えひめの食

甘平 生産者の紹介

甘平(西宇和郡伊方町)

生産地

西宇和郡伊方町

協力生産者

JAにしうわ 伊方柑橘共同選果部会 共選長 菊池 俊光さん

佐田岬半島から瀬戸内海を望む場所に菊池さんの甘平のビニールハウスがあり、甘平をハウスで10a、露地で3a、他温州みかん、中晩柑類合わせて280aで栽培をしています。甘平は「西之香」と「ポンカン」の交配品種で、2007年に品種登録、果皮がとても薄く、手で簡単にむくことができ、極薄いじょうのう膜(内袋)で「シャキッ」「プチプチ」とした食感が魅力の柑橘です。
菊池さんの家は代々農家で、高校で農業を学び卒業後すぐに就農しました。メインの栽培品目は温州みかんでしたが、収穫時期が重ならないようにいろいろな品種に取り入れ、甘平も品種登録をされてすぐに苗木を購入し、露地で栽培を始めました。新しい品種でしたが、他の中晩柑の栽培知識や技術を甘平に活かすことができたそうです。
農業は自由業、楽しみながら作業をしていると菊池さん。収入を安定させるために多品目を栽培しているけれど、夏にほとんどの柑橘の摘果時期が重なるので、それが身体の負担になるそうです。今後については、栽培面積は現状を維持するけれど、いろんな品種を試して、自分に合う品種を見つけて栽培したいと話してくれました。

2020年1月20日掲載

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