えひめの食

デコポン 生産者の紹介

デコポン(伊予市南伊予地区)

生産地

伊予市南伊予地区

協力生産者

JAえひめ中央 柑橘生産部長会会長 えひめ中央果樹同志会副会長 徳永 功さん

柑橘の栽培が盛んなことでも知られる伊予市の中でも、南伊予と呼ばれる地区で多く栽培されているのが「デコポン」です。デコポンは頭に突起のある独特の形が特徴で糖度が高く、酸が少ない、皮は剥きやすく、じょうのうごと食べられるので手が汚れず食べやすい柑橘です。
もともとデコポンは長崎の試験場で誕生した品種で、本名を「不知火(しらぬひ)」といいます。その後、熊本県がデコポンという名前で商標登録をしたため、その当時愛媛では「ヒメポン」という名前で売り出していたそうですが、今は消費者のことを考えて、ある一定の基準をクリアしている「不知火」は全国的に「デコポン」で統一して売り出しています。
デコポンはとてもデリケートな柑橘のため栽培にはとても手間がかかります。実が育ってくると枝がたわんできて、実がほかの枝にこすれてしまい傷がついてしまうので枝つり作業や、冬になると防寒と鳥獣害の防止のために紙袋をかけたり、サンテという資材をかぶせたりと、多くの手間がかかるそうです。
やはり、愛情と手間をかけることがいいデコポンを作る秘訣なんですね。

2008年3月7日放送

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