デコポン 生産者の紹介
デコポン(松山市)

生産地
松山市
協力生産者
JAえひめ中央 由良支部支部長 青井 幹夫さん
興居島は松山市の高浜港から約2km沖にあります。日当たりも良く寒害が少ないので中晩柑の栽培がとても盛んな島です。ここで青井さんは「葉付きデコポン」をビニールハウスで栽培しています。葉付きデコポンとは、収穫を3月から5月の間に遅らせることにより樹上で完熟させ、また予措(貯蔵)していない証しとして葉を2枚つけて出荷されるものです。完熟させることにより甘みが増し、じょうのうや果肉がやわらかくなり、ゼリーのような食感に変わります。
デコポンの栽培で一番大切なのは、樹勢を維持すること。通常より遅い収穫のため、樹に負担がかかり弱ってしまいます。そこで、樹の上部を剪定したり摘果をしたりと対応していますが、それでも3~4年に1度は実を付けずに休んでしまうそうです。
おいしいデコポンは、色が濃く、手に持って重量を感じるもの。果肉も紅い方がおいしいそうです。知人に「葉付きデコポンはフルーツではなく、スイーツ」と言われたことがすごくうれしかったと青野さん。樹になるスイーツ、葉付きデコポンをぜひお試しください。
2015年3月7日放送



