新着情報

収穫真っ盛り!岐阜のブランドいちごをご紹介します!!

2016年02月01日
園芸販売課

子どもからお年寄りまで大人気のいちご。岐阜県では現在、収穫した「岐阜いちご」の出荷がはじまっています!今回は岐阜で旬を迎えている「岐阜いちご」の品種、『濃姫(のうひめ)』と『美濃娘(みのむすめ)』、そして新しく仲間入りした新品種『華かがり(はなかがり)』をご紹介します!

果汁たっぷりで従来ブランドより粒が一回り大きい『華かがり』

このたび、「岐阜いちご」に新しい品種『華かがり』が加わりました!従来ブランド『濃姫』『美濃娘』に続く3番目の岐阜県オリジナル品種で、2018年冬の本格出荷を目指しブランド化に取り組んでいきます。

新品種名:華かがり(はなかがり)

※金華山は斉藤道三や織田信長とゆかりの深い岐阜城を山頂に構える山です
※かがり火は2015年12月に世界農業遺産に認定された「清流長良川の鮎」にも関連する、鵜飼で鮎を照らすために使う船首の火のことです

特徴:『濃姫』『美濃娘』に比べ、粒が一回り大きく、果汁たっぷりでジューシーな果肉が特徴です。また果皮は真っ赤で、果形はきれいな円すい形をしています。
誕生背景:安定的に出荷でき高品質多収のもの、という点を育種目標に掲げ、岐阜県農業技術センターで開発されました。2007年交配の種をまいて得られた株から選抜を重ね、栽培試験、特性調査などの過程を経て、ようやく2015年に育成を完了し品種登録出願されました(出願番号:第29980号、出願公表2015年8月24日)。

交配:『美濃娘』と岐阜県農業技術センター育成の大きな果実の系統「9-2-3」との交配により育成されました。
今後の目標:2018年冬の本格出荷を目標に、2016年の春から随時、苗の供給をはじめ、拡大を図っていきます。『華かがり』の販売について、通常のパックは地元岐阜県の量販店を中心に販売し、贈答用などに使われる化粧箱は、幅広く知名度を広げていけるように名古屋や関西方面といった都市部の百貨店などで主に販売していく予定です。

?

芳醇な香りの『濃姫』、甘みと酸味のバランスに優れた『美濃娘』

現在、出荷を迎えている「岐阜いちご」の主な品種は『濃姫』と『美濃娘』です。県内で大切に育てられたいちごは、地元市場へ出荷される他、地元のスイーツを提供するお店でも使われています!

濃姫(のうひめ) 美濃娘(みのむすめ)
甘い香りが強く、切ると果肉は固すぎず柔らかすぎず適度な固さで肉色は中心まで淡い赤色をしています。岐阜県育成オリジナル品種第1号のイチゴです。生食やケーキのほかジャムやピューレなどにしてもおいしいです! 大粒で果実のつやが良く、果色は明るい赤で外観が優れています。甘味と酸味のバランスが良く食味が良いのが特徴です。果肉が硬く日持ちが良いので、ケーキなどに使うと味も食感もアクセントになって抜群のおいしさです!


「岐阜いちご」を使ったスイーツが食べられるお店♪

『ラ・パティスリーりぼん』

1970年から続くケーキ・洋菓子職人のお店です。

住所 岐阜県岐阜市川端町14
営業時間 8:00~20:00(18:30喫茶オーダーストップ)
定休日 日曜・祝日
TEL&FAX 058-265-3271
ホームページ http://www.cake-ribbon.jp/index.php/index/menu
濃姫苺ロール(左)と濃姫スペシャル(右) 濃姫苺生チョコ

?

『ガトースリール』

可児市にある洋菓子のお店です。

住所 岐阜県可児市中恵土2322-6
営業時間 9:00~20:00
定休日 水曜日
TEL 0574-61-0766
ホームページ http://www.gateausourire.com/sweets/index.html
濃姫トルテ 濃姫フロマージュ

?

いちごの豆知識

いちごのルーツと日本への伝来
今から200年前、オランダで、北米東部原産と南米チリ原産の野性種の交配から生まれた大粒の品種(オランダいちご)が、現在栽培されているいちごのルーツです。
日本にオランダいちごが伝わってきたのは江戸時代末期で、明治時代初期になると栽培用の品種がアメリカから導入されましたが、日本の気象に合わず栽培は広がらなかったそうです。その後、外国から種子を取り寄せ育成したものが、日本の気象風土によくあったため徐々にいちごの栽培が広がりました。

いちごはどこを食べているの?
赤い実は果実と間違われることありますが、実は外側についている種のようなつぶつぶが本当の果実です。この中に小さな種が入っています。赤い実は果実でなく花托(かたく)といい果実を守る役目をしています。

いちごの旬
「岐阜いちご」の旬は12月~3月頃です。昔は露地栽培だったため、本来は暖かくなってくる春から初夏にかけて旬でした。現在ではハウス栽培の普及や品種改良で、冬の寒い時期でも収穫できるようになりました。12月のクリスマスシーズンにいちごのケーキが食べられるのは、生産にかかわっている方々の努力があるからです!

いちごをおいしく食べよう
いちごは先端にいくほど糖度が高くなるので、最初に先端を食べずに、まずヘタの部分から食べ進めるとより甘く感じられます。みなさんもぜひ一度お試しください。