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いちご新規就農者研修所の新たな栽培技術の取り組み

2017年12月13日
営農対策課

研修所では、総合的に経営の安定化を図ることを目的に、毎年培地更新をする「岐阜県方式」を活用して「6月&6トン収穫・省力・低コスト・作業分散」を可能にする技術を指導しています。
このためには、6月に始まる育苗管理の省力化で収穫時間の確保および低コストの栽培体系と、異なる作業体系で繁忙作業をずらし、葉かきの回数も少なく、収穫ピークも少しずらす栽培体系の導入が必要です。
これまでの「ポット育苗による促成栽培」は、組み合わせの一つの栽培方法です。これに新たな「3cm角極小ロックウール受けによる8月上旬定植、6月まで収穫促成栽培」を組み合わせて作業分散を図ります。
新栽培法は、
①ポットの土詰めが不要で省力、5~6月の収穫時間を確保
②3cm角ロックウールは3円/個、ポットは鉢と培地で10円/個で低コスト
③作業部屋での苗調整作業と予冷庫での苗保存後の一斉定植
④8月上旬定植をして本ぽで株作り・窒素中断をして11月中下旬収穫開始
で行います。

整理したロックウール苗を予冷庫で保存しますの内容を表示

整理したロックウール苗を予冷庫で保存します

8月上旬定植の様子の内容を表示

8月上旬定植の様子

年間作業スケジュール