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加工業務用キャベツの排水対策の取り組み

2018年11月06日
営農対策課

~農家手取り最大化に向けて~

JA全農岐阜は、加工・業務用野菜の取り組みのひとつとして、キャベツの生産振興を進めています。この取り組みの目的は、水田の担い手を対象に、水田フル活用での手取りの向上を目指すことです。
キャベツの栽培において課題となったことは、排水不良がキャベツの生育に悪影響を与えることであり、水田で畑作物を栽培するためには、排水改善が重要なポイントとなります。そこで、カットドレーンを使用した排水対策の実証を行いました。
※カットドレーンは、排水性改善を目的に地下30㎝~50㎝に直径10㎝程度の空洞を形成する簡易暗渠施工機です(写真1)

雨上がりの調査結果では、排水対策を行っていない箇所に比べて、圃場表面の畝間に水がたまっておらず、排水効果は良好でした(写真2)。
今後、カットドレーンの実証成果をまとめ、排水対策に困っているキャベツ栽培農家への紹介をしていく予定です。
今後もJAグループは、加工・業務用野菜の栽培技術の向上に取り組んでいきます。

写真1 カットドレーンによる暗渠施工の実演(左右)の内容を表示

写真1 カットドレーンによる暗渠施工の実演(左右)

写真2 カットドレーンを使用し、水が溜まっていない圃場(左)の内容を表示

写真2 カットドレーンを使用し、水が溜まっていない圃場(左)

カットドレーンを使用せず、水が溜まっている圃場(右)の内容を表示

カットドレーンを使用せず、水が溜まっている圃場(右)