「岐阜いちご」には濃姫（のうひめ）、美濃娘（みのむすめ）、2015年に新たに加わった華かがり（はなかがり）の3品種があり、すべて岐阜県が育種したオリジナル品種です。「岐阜いちご」は11月下旬から翌年の5月下旬まで、主に岐阜市場、名古屋市場、北陸市場、関西市場に向けて出荷されています。
今回は旬を迎えている「岐阜いちご」の魅力をご紹介します！

■イチゴらしい甘い香りが強い『濃姫』
濃姫は岐阜県のオリジナル品種第1号として、1998年に品種登録されました。甘い香りが強く、切ると果肉は固すぎず柔らかすぎず適度な固さで、肉色は中心まで淡い赤色をしています。果皮は鮮赤色でツヤがあり、果形は円すい形をしています。生食以外にもケーキやジャム、ピューレにしてもおいしいイチゴです。

収穫前の濃姫

■大粒でしっかりした果皮とツヤがある『美濃娘』
美濃娘は2007年に品種登録され、2021年現在で、岐阜県で栽培されるイチゴの約半分を占める岐阜を代表するイチゴです。大粒で果実のツヤが良く、果皮は朱赤で優れた外観が特徴です。甘味と酸味のバランスが絶妙で食味が良いです。また果肉が硬く日持ちが良いため、ケーキなどに使うと味も食感もアクセントになって抜群のおいしさです。
収穫前の美濃娘

■果汁たっぷり大粒の新品種『華かがり』
華かがりは岐阜県農業技術センターで育種され、2015年に品種登録されたイチゴです。特徴は大粒で果汁たっぷりのジューシーな果肉です。果皮は紅色で味は酸味と甘みのバランスがとれています。果形はイチゴらしいきれいな円すい形です。岐阜県農業技術センターで果実が大きく品質に優れ、安定出荷できる品種を目指して育種されました。
名前は岐阜のシンボル「金華山」と岐阜の伝統ある長良川鵜飼いの「かがり火」に由来します。真っ赤に咲いた大輪の「華」のように、水面を華やかに照らす長良川鵜飼いの「かがり」火のように、清流の恵みを詰め込んだイチゴであるため「華かがり」と命名されました。
収穫前の華かがり

■贈答用の「岐阜いちご」
収穫された「岐阜いちご」の中でも特に大きさ・色・形に優れたものは、贈答用として販売されます。専用化粧箱に詰められ、果実専門店、量販店を中心に販売されています。またネット販売（楽天ぎふーる）も行っています。美濃娘の化粧箱と華かがりの化粧箱

■「岐阜いちご」を使ったスイーツが食べられるお店
＊ラ・パティスリー　りぼん
【住所】岐阜県岐阜市川端町14
【電話】058-265-3271
【営業時間】８：３０～１９：３０（喫茶オーダーストップ　１７：００）
【ホームページ】http://www.cake-ribbon.jp/index.php/index/menu

左の写真：濃姫いちごのムース(左)と濃姫いちごのシフォンサンド(中央)と濃姫いちごのロールケーキ(右)。濃姫を贅沢につかった絶品スイーツです！
右の写真：濃姫を使った焼き菓子。1年を通じて購入できる人気のお菓子です！

＊洋菓子工房フランセ ヤノ
【住所】岐阜県岐阜市茜部中島2-15
【電話】058-274-2173
【営業時間】10:00～19:00 水曜定休(不定休日あり)
【ホームページ】http://francaisyano.jp/index.html

左の写真：「岐阜いちご」などが使われたスイーツが並ぶショーケース。
右の写真：美濃娘を使ったデコレーションケーキ。美濃娘のツヤが光ります！

＊金蝶園総本家
【住所】岐阜県大垣市郭町2-10
【電話】0584-78-2022
【営業時間】8:00～19:00
【ホームページ】http://kinchoen-sohonke.co.jp/

大粒の華かがりをつかったいちご餅。通常のいちご餅より2まわり程大きく食べ応えがあるいちご餅です！

※営業時間については変更している可能性があります。事前に各ホームページや店舗などへご確認をお願いします