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加工・業務用野菜のさらなる生産振興へ「JA全農 中部広域青果物センター」竣工

2021年10月15日
直販事業課
園芸

完成した「JA全農 中部広域青果物センター」

JA全農岐阜は、岐阜県海津市平田町に「JA全農 中部広域青果物センター」を建設しました。10月13日から稼働を始めます。
同センターは、加工・業務用野菜を冷蔵保存するための施設で、3県(三重・滋賀・岐阜)のJA全農の県本部とJA全農青果センター(株)が共同利用します。

3県の県本部では、加工・業務用野菜の需要増大を受けて生産振興に取り組んでいますが、安定供給を望む取引先に対して収穫時期と需要時期の不一致が発生していました。同センターの稼働により、野菜の安定供給が可能になると期待されています。

同センターは4室の冷蔵施設を有し、あわせて420トン(鉄コンテナ約1,200基分)が収納可能。室温は部屋毎に0~15度の間で調節できます。加えて野菜の鮮度を保つことができる湿度発生装置や、臭い移りを防ぐ消臭装置を設置し、野菜の性質に合わせた品質管理が可能になりました。
また、名神高速道路、東海環状自動車道、東名阪自動車道のインターチェンジに近い好立地であり、中部エリアと各地方をつなぐ中継地点として役割を果たします。

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完成を祝いテープカットする関係者

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野菜を保管する施設の内観

10月8日に行った竣工式には、JA全農岐阜の山内清久運営委員会会長、JA全農の神林幸弘常務理事、3県の県本部長をはじめ、センター設置管内のJAにしみの、行政などの関係者、約30人が参加。神事の後、建設の経緯や冷蔵施設の性能を説明した他、センターの完成を祝って関係者によるテープカットを行いました。
JA全農岐阜の山内運営委員会会長は、「この施設が実需者への安定供給と、生産拡大による生産者所得の向上、利用する4者の連携営業による販売拡大に貢献すると確信している」と期待を語りました。