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岐阜県産「飛騨やまっこ」のご紹介!

2021年12月23日
園芸販売課
園芸

「やまっこ」とは・・・?

「やまっこ」とは岐阜県で生産されているブランド菌床しいたけの名称です。
「やまっこ」は山間部を中心に生産されており、飛騨地方で生産される「飛騨やまっこ」と美濃地方で生産される「美濃やまっこ」があります。
今回は「飛騨やまっこ」についてご紹介します。

菌床栽培と原木栽培

しいたけ栽培には菌床栽培と原木栽培の2種類の栽培方法があります。
菌床栽培とは、樹木を粉状に粉砕したものに、米ぬかやフスマ(麦ぬか)と水を加え形成したもの(菌床)にキノコの菌を植え付け、ハウス内で栽培する方法です。年間を通して出荷できます。
原木栽培とは、樹木を扱いやすい大きさに切り(原木)、キノコの菌を植え付け、林またはハウス内で栽培する昔ながらの方法です。主に春と秋に出荷されます。
今回ご紹介する「やまっこ」は菌床栽培によって生産されるしいたけです。

生産・出荷

菌床に発生するしいたけの内容を表示

菌床に発生するしいたけ

パック詰めされた「飛騨やまっこ」の内容を表示

パック詰めされた「飛騨やまっこ」

「飛騨やまっこ」は飛騨地方では冬の主力として重要な農作物。
前年の冬に菌床ブロックを準備し、菌をブロックに植え付けた後、ビニールをかけ秋まで菌を培養します。培養後、温度と湿度を調整・管理することでしいたけが発生し、かさの痛みや変色が出ないように丁寧に手で優しく扱い収穫します。主に京阪神地区と中京地区に出荷されており、上質な「飛騨やまっこ」は市場からの評判も高いです。

厳しい寒さの中、身がしまり旨味の凝縮した肉厚な「飛騨やまっこ」を食べて、今年の冬を過ごしてみてはいかがでしょうか。