農業経営に意欲的に取り組み、地域社会に貢献した農家などを表彰する「日本農業賞」の表彰式（主催：日本放送協会、全国農業協同組合中央会及び都道府県農業協同組合中央会）が２月２７日、オンラインで開催され、岐阜県高山市の㈲吉野ジーピーファームが最高位である大賞を受賞しました。
㈲吉野ジーピーファームは、県内３ヵ所に農場を有し、年間約２万頭にのぼる肉豚を出荷しています。食味への追求はもちろんのこと、安全・安心にもこだわり、飼育にあたっては抗生物質・合成抗菌剤・駆虫薬を一切使用せず、完全無薬化を実践しています。また、徹底した衛生管理体制を確立しており、小動物の侵入を許さない豚舎を築いたり、３農場（高山、中津川、白川）を分散させることで、地理的にも伝染病等の感染リスクを抑えています。それぞれの地域で飛騨旨豚、栗旨豚、結旨豚などのブランド豚を育てて地域の活性化にも尽力しており、このような取り組みが高く評価されました。

㈲吉野ジーピーファーム社長・専務（前列中央）