ＪＡ全農は「ＴＡＣパワーアップ大会２０２３」を、１１月１６日～１７日の２日間横浜市で開き、ＪＡ部門で最高位となる「全農会長賞」にＪＡにしみのが輝きました。

ＴＡＣとは「地域農業の担い手」を訪問する担当者の愛称で、担い手の意見や要望をＪＡグループの事業に反映させ、地域農業の発展を支援していく活動です。
同大会は、出向く活動を通じて生産基盤の維持・強化など、優良事例を共有し、更なる活動のレベルアップをめざすことを目的に開催しています。

ＪＡにしみのは平成28年度にTACを新設し、ＴＡＣ関係部署を含め現在２４名で活動をしています。
今大会で評価された主な活動成果は、以下のとおりです。
① 担い手からの要望が多い「みどりの食料システム戦略」に対応した栽培体系の確立
・新たな栽培方法や施肥コスト削減のための指標を提案
・土壌診断の分析を無償で対応できるよう整備し、適正施肥量の指導により資材費削減
② スマート農業を活用した収量向上と施肥改善
・農業用ドローンを用いたリモートセンシングを実施し、栽培の「見える化」で収量増加と施肥量削減
③ TAC一斉訪問による生産費削減の実現
・肥料の銘柄集約と予約による資材費の削減
・肥料高騰対策の申請取りまとめや、多収性品種「ほしじるし」の高密度播種苗の供給による生産費削減

ＪＡ全農岐阜では、新たな情報・技術の提供や資材の供給などを通じて、農業者の声に寄り添ったTACの活動を支援していきます。