農福連携事業 ~近隣地域のいちご生産者と交流~
2024年10月18日
アグリ支援課
農福
JA全農岐阜では、令和3年度より直接雇用型の農福連携事業に取り組んでおり、農作業に従事する従業員を「農福アグリ隊」と名付け、いちごの栽培・収穫・出荷をおこなっています。
農福アグリ隊メンバーは、10月から2軒のいちご生産者の圃場で農作業実習を開始しました。この実習は昨年に続き2年目の取り組みです。
実習受入先の生産者は、農福アグリ隊が所属する岐阜市いちご部会の部会員で、いちご生産の先輩になります。今回の実習は、いちごの栽培知識・技術の向上や社会適応力のスキルアップを目指すことと、近隣地域の生産者へ農福連携の理解を深めてもらうことが目的です。
実習では、いちご苗に給水するためのチューブ設置作業を教わりました。冬になると気温が下がるため、苗の生育に必要な温度を確保できるように畝をマルチ(黒いビニール)で覆い、チューブから優しく苗に水を与えます。
苗の定植後、根が畝に伸び始めている苗に、美味しいいちごがたくさん実るよう水を与える大切な作業のため、農福アグリ隊も心を込めておこないました。
他にも、温度管理や防虫対策としてハウスにネットを設置する技術も学びました。
農福アグリ隊は先輩生産者から、作業の知識やコツを熱心に教わりました。
JA全農岐阜は、これからも農福連携の輪を広げるため、積極的に事業交流を進めていきます。

いちごの給水チューブ設置の様子

いちごハウスのネット設置作業