学生が「若い世代から喜ばれる柿料理」を考案
愛知みずほ短期大学生活学科食物栄養専攻の2年生が、愛知県産のレンコンと岐阜県産の富有柿を使ったレシピの考案に取り組んでいます。
同大学の卒業研究として、JAあいち海部とJA全農岐阜から県の特産品を紹介し、それぞれに抱える課題の解決案を学生に検討してもらいます。
今回の課題は、全国4位の生産量を誇るレンコンが、消費量は14位であること、子どもやお年寄りからは人気の高い富有柿を、若い世代にも好んで食べてほしいことから、「おかずになる郷土料理的レンコン料理」と「若い世代から喜ばれる柿料理」を提示しました。
この課題をふまえて、学生がグループで意見を出し合い問題解決に取り組みます。
2回目の授業では、課題解決に向け、6グループがそれぞれミール部門・スイーツ部門の2つのレシピを考案し形にしました。
料理名、作品への想い、材料、作り方など細かくまとめた手順書をもとに、手際よく調理を進める学生。時折笑顔や厳しい顔を見せながら、思い思いの作品に仕上げました。
スライスしたレンコンを並べてピザ生地の代用にしたり、レンコン・ダイコン・柿を角切りにし豚バラと炒め、鰹節でアクセントをつけながらフォンデュソースで仕上げた、若い世代にも受け入れやすい作品がずらりと並びました。
中でも、柿の皮を使った「かき揚げ」や、皮まで丸ごと食べられる「柿のチーズケーキ」は、これまであまりなかった新しい発想と注目されました。
次回は、レシピをもとに学生たちがまとめた課題解決を発表します。
JA全農岐阜は、今後も県産農産物を通じて大学や企業と協力し、消費促進を広げていきます。
岐阜県の特産品の紹介と試食
柿を丸ごと使ったスイーツ作り
レンコンと柿を使ったメニュー
柿の皮まで食べられるチーズケーキ