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寒干大根産地での作業体験と交流会を行いました!

2024年02月08日
直販事業課
園芸
手作業で棒に刺した寒干大根の内容を表示

手作業で棒に刺した寒干大根

JA全農岐阜は1月31日、生活協同組合コープぎふ(以下コープぎふ)と組合員を招いて、寒干大根産地交流会を開きました。

寒干大根は、飛驒市神岡町にある標高850~1000mの山之村で、作付けから約8カ月かけて作られます。深い雪の中で軒下に干した大根が夜間に凍り、太陽の光で溶け、風にさらされて乾燥し、夜また凍るを繰り返して、だんだんと飴色になり甘みが凝縮します。
この寒干大根の生産体験を通じて、食や農への理解を深めることを目的として行われました。

寒干大根を使った地元ならではの料理の内容を表示

寒干大根を使った地元ならではの料理

参加者は、生産者のすずしろグループの指導のもと、大根の皮を剥き窯で10分ほど茹でてから、輪切りにして棒にさし、壁に固定する作業を体験しました。気温の低い作業場で、すべてが手作業の工程にとまどいながらも、軒下に広がる寒干大根の美しさに感銘を受けました。

作業体験のあとは、すずしろグループの皆さんに地元ならではの料理をふるまっていただきました。寒干大根の煮物はよく煮汁を吸って大根の甘みが引き立ち、参加者から「おいしい」の声があふれていました。

交流会では生産者が「寒干大根は女性にとって、冬の働ける貴重な場であり、生活を支える収入源になっている。材料の大根も自ら生産するため、収穫作業は重労働だが、寒干大根がきれいに完成した時はうれしい」と語りました。
高齢化に伴い生産者も減少傾向ですが、飛騨地方の伝統文化と地域の収入源として存続させるため、コープぎふ・JA全農岐阜・すずしろグループが一丸となって、寒干大根を守っていきたいと決意を新たにしました。

参加者とすずしろグループのみなさんの内容を表示

参加者とすずしろグループのみなさん