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スマート農業技術の実演会を開催しました

2025年05月27日
営農対策課
営農

JA全農岐阜は5月22日、大垣市でスマート農業技術の実演会を開き、生産者やJA、行政など約90人が参加しました。参加者たちは最新の農業技術について理解を深めました。この実演会はJAにしみのと岐阜県が共催し、株式会社ISEKI Japan関西中部カンパニーが協力しました。

実演会では、衛星画像解析とAI予測を行う栽培支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」を紹介。このシステムは圃場の地力や生育傾向を分析・解析し、土壌や生育のバラつき状況に応じた施肥設計データを作成します。データを「側条施肥田植機」と連携し、田植機が自動で施肥量を調整する側条可変施肥を実演しました。

ザルビオは、AIによる生育ステージや病害のリスクを予測し、生育判断や栽培計画をサポートします。これにより品質や収量の向上・安定化が期待できます。作成した施肥設計データを、可変施肥機能や直進アシスト機能を備えた田植機と連携させることで、作業の省力化・効率化を図ります。

参加した生産者は「多くの圃場を管理するうえで、生育状況や生育ステージを何度も巡回しなくても一目でわかることはとても頼もしい」と話しました。
7月には、ザルビオと農業用ドローンを組み合わせた、可変施肥の追肥実演会を予定しています。

JA全農岐阜は関係機関と協力し、ICT技術を活用した栽培管理支援と、作業の省力化を図るスマート農機を組み合わせ、技術活用の普及に取り組んでいます。高齢化や人材不足の解決、収量や品質の安定化、若手生産者のサポートを目指します。

側条可変施肥を行う田植機の内容を表示

側条可変施肥を行う田植機

ザルビオで作成したデータを確認の内容を表示

ザルビオで作成したデータを確認

苗と肥料を搭載の内容を表示

苗と肥料を搭載

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システムの説明