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『水稲高温対策研修会』を開催しました!

2025年06月20日
米穀販売課
米穀

JA全農岐阜は6月18日、大垣市内のホテルで水稲高温対策研修会を開き、米生産者やJA、県関係者など150人が参加しました。近年の異常な高温により、米の品質低下や収量の減少が課題となっています。

研修会では、開発肥料㈱甲谷潤技術顧問が、米粒にデンプンが詰まりきらず、白く濁る「白未熟粒しろみじゅくりゅう」のメカニズムを解説。品質・収量低下の一因となるため、ケイ酸の施用や適期に追肥をおこない、根の伸長と葉の光合成を促す対策を説明しました。

ほかにも、県やJA全農岐阜の職員から、高温によって起きる米の被害と対策などが紹介されました。米粒が成長する登熟期に十分な水を与える水管理の重要性を強調。また、高温耐性品種の「にじのきらめき」や、県オリジナル新品種「清流のめぐみ」が紹介されました。さらに、イネカメムシに有効な薬剤を適期に散布することが安定生産につながると話すと、参加者は深い関心を示しました。
西村寿文県本部長から「安定した経営で国産米をしっかり供給できるよう、講師の方々から得た情報を役立ててほしい」と話しました。

研修会は6月19日に美濃市でも開かれ、130人が参加。気候変動に適応した持続可能な生産を目指し情報を共有しました。

挨拶をする西村県本部の内容を表示

挨拶をする西村県本部

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講演をする甲谷技術顧問

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イネカメムシについて紹介

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肥料農薬ブース