イオンの若手青果担当者が『ぎふ清流GAP』認証トマトの農業体験を行いました!
2025年06月30日
園芸販売課
園芸
JA全農岐阜は6月26日、イオンリテール(株)中部カンパニーの若手青果担当者を招き、「ぎふ清流GAP」の認証農場でトマトの収穫や袋詰め体験を開きました。
同社は、県が定めた農場評価基準「ぎふ清流GAP」にパートナー登録をしており、生産者と消費者をつなぐ役割をしています。各店舗の青果担当として従事する11人は、日頃「ぎふ清流GAP」認証商品を取り扱っていますが、生産工程を体験することは初めてです。
座学でGAP評価基準を満たすための農場管理や、トマト栽培についての講義を受けた後、GAP認証農場の「大熊農園」へ移動。糸貫トマト振興会大熊昭哲会長から、トマト栽培の工程や栄養価を、写真やイラストを交えて学びました。制度に基づき、細菌の混入を防ぐ靴カバーやキャップ・ゴム手袋をして、広大なハウスの中へ入り、赤く色づいた中玉トマトを収穫しました。その後、一つ一つ丁寧に品質を確かめながら、規定量になるよう袋に詰めました。
参加者は「今回の体験で青果物への思いがより強くなった。大切に生産された商品を消費者に提供する責任の重さを改めて感じた」と話しました。大熊会長は「GAP認証取得は手間もかかるが、消費者に安心して食べてもらえる証になる。ここでの経験を売り場づくりに活かして欲しい」と激励しました。
収穫・袋詰めされたトマトは、週末にイオン岐阜店で開かれた『GAPフェア』で店頭に並び、来店者へ提供されました。
JA全農岐阜は今後も企業と連携し、県産農産物を学び農業体験を通じて、食と農を考える機会を提供していきます。

ぎふ清流GAPについて真剣に学ぶ参加者

中玉トマトを収穫する様子

規定量を袋に詰める

大熊会長と参加者たち