農福連携事業~岐阜大学・はっぴぃまるけとの交流会を実施~
JA全農岐阜は、令和3年度から直接雇用型の農福連携事業に取り組んでおり、農作業に従事する職員を「農福アグリ隊」と名付け、いちごの栽培・収穫・出荷を行っています。
地元の岐阜大学とは農福連携の取り組みに関する情報を共有するなど、農福連携の普及を促進するための協力を進めています。
また、JAぎふ特例子会社の株式会社JAぎふはっぴぃまるけ(以降はっぴぃまるけ)も、地域の農福連携事業に取り組んでいます。JA全農岐阜とはっぴぃまるけは定期的な交流会を開き、JAグループによる農業と福祉の連携強化に努めています。
6月5日と12日に岐阜大学の大場伸哉教授と学生たちを、6月6日にはっぴぃまるけの従業員を招いて、JA全農岐阜いちご新規就農者研修所で交流会を開きました。参加者は、JA全農岐阜が取り組む農福連携事業の概要を学び、「農福アグリ隊」が栽培したいちご『美濃娘』の収穫体験や、ハウスから枯れた苗の運び出し作業を行いました。また、いちご新規就農者研修所の長谷部健一技術主管から、いちごの高設ベンチ栽培の概要や採苗方法について講義を受けました。
6月14日に、はっぴぃまるけが主催する障がい者向け農業体験イベントの「まるけふぁ~む」に農福アグリ隊のメンバーも参加し、田植え体験を行いました。
体験では、岐阜県を代表するブランド米『ハツシモ』の苗を手で植えました。田んぼの泥は見た目よりも深く、一歩進むのにもひと苦労しながら、苗が横に倒れないよう注意を払って植えました。田んぼの泥にはまって動けなくなったときは、参加者同士が助け合いました。
岐阜大学やはっぴぃまるけとの交流会を通じて、農福連携の可能性を発信し、それぞれが実践する農福連携事業を体験することができました。
JA全農岐阜は農福連携の輪を広げるため、これからも情報発信を行います。

長谷部技術主幹から概要説明

いちご収穫体験

いちご苗片づけ体験

田植えをするアグリ隊メンバー