ドローンを使ったスマート農業技術の実演会を開催しました
2025年08月13日
営農対策課
営農
JA全農岐阜は8月5日、岐阜県・JAにしみのと協力し、大垣市でスマート農業技術の実演会を開きました。生産者や関係機関など約60人が参加しました。
この実演会では、5月22日におこなった水稲の側条可変施肥田植機実演に続き、人工衛星とAIによる栽培支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」で生育状況を解析し、状況に応じた施肥設計データを作成しました。これを農業用ドローンと連動させ、圃場内の生育のバラつきに応じた可変施肥(追肥)や、高温障害による収量や品質の低下を抑制するためのケイ酸の追肥施用をおこないました。これにより、品質や収量の向上と作業負担の軽減につながります。
今後、実演を行った圃場で効果を検証するための生育・収量調査試験を行い、結果報告会を開く予定です。
JA全農岐阜は関係機関と協力し、ICT技術を活用した栽培管理支援と、作業の省力化を図るスマート農機を組み合わせ、技術活用の普及に取り組んでいます。高齢化や人材不足の解決、収量や品質の安定化、生産者のサポートを目指します。

ドローン実演会の様子