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鶏ふん堆肥有効活用へ 水稲生産者対象にセミナーを開催しました!

2025年12月01日

 JA全農ひろしまと広島県は11月19日、東広島市の県立総合技術研究所農業技術センターで、水稲生産における鶏ふん堆肥の活用をテーマにしたセミナーを開きました。生産者や畜産農家、関係者ら約90人が参加し、県産資源の循環利用を進める取り組みについて理解を深めました。

 セミナーでは、実際に鶏ふん堆肥を活用されている生産者やJA職員から事例を紹介。参加者との意見交換では、鶏ふん堆肥と牛ふん堆肥の違いや、鶏ふん堆肥を使った場合の米の等級や品質、施用時期など営農技術に関する質問が相次ぎ、現場の課題を共有しました。セミナー終了後、同センターの圃場で散布機の実演を実施。ペレット状と粉状の鶏ふん堆肥について、3種類の機械で作業効率や飛散防止策を紹介しました。

 県は令和5年度から、輸入資材に依存しない農業を目指し、鶏ふん堆肥を活用した実証圃場を設置し、施肥基準づくりに着手。全農ひろしまも、広島大学との共同研究をはじめ、耕畜連携・資源循環ブランド「3-R(さんあーる)」を軸とした、農畜産物の高付加価値化を進めています。今後はそれらの検証結果をもとに、施用量や時期などを明確化した広島県における「鶏ふん堆肥活用の手引き」を作成する方針です。

 県と全農ひろしまは「未利用資源である鶏ふん堆肥の有効活用について検証を進め、堆肥の活用促進を目指す。生産コストの低減と持続可能な食料供給、農地保全につなげたい」としており、資源循環型農業の確立に期待が高まっています。

■意見交換する参加者
 

■粉状の鶏ふん堆肥散布機を見学する参加者



■ペレット状の鶏ふん堆肥散布機を見学する参加者