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空飛ぶ「広島わけぎ」 空の架け橋で北海道へ

2025年12月03日

 株式会社ANA Cargo、佐川急便株式会社、中国ターミナルサービス株式会社、広島県、JA全農ひろしまなどは、全国生産量1位を誇る広島わけぎの北海道への空輸を、11月21日から開始するにあたり、広島空港で初出荷式を開催しました。広島わけぎを北海道へ空輸するのは今回が初めてです。瀬戸内海の温暖な気候で育ったわけぎを、収穫から翌々日には雪が降り積もる北海道へ届けることが可能となります。
 この取り組みは、トラックドライバーの労働時間規制強化による「2024年問題」への対応策として、陸路に代わる長距離輸送手段の一つとして期待されています。
広島わけぎは1便で約180キロを積み込み、週2回北海道まで運ぶ計画で、道内で約100店舗を展開する「コープさっぽろ」で販売されます。
 広島わけぎは年間約240トンが出荷され、これまでは関西地方を中心に販売されてきましたが、今回の北海道への出荷により、さらなる販路拡大に期待が寄せらせています。わけぎは明治初期に尾道市で生産が始まったとされ、一般的なネギに比べて香りや辛みが少なく、甘みがあるのが特徴です。県内で栽培される品種の多くは、農家の自家採種をもとに、地域の技術と伝統によって受け継がれています。
JAひろしま三原わけぎ部会の余頃悦男部会長は「まさか広島わけぎが北海道で販売されるとは思っていなかった。産地として品質の良いものをこれからも届けていきたい」と抱負を語りました。
 県農林水産局販売・連携推進課の諌山俊之課長は「今後は同じコンテナに多彩で魅力的な農林水産物を詰め込み、北海道の皆さまへ届けたい」と話しました。

■飛行機を見送る参加者

■JA尾道市わけぎ部会星丘部会長、JAひろしま三原わけぎ部会余頃部会長がわけぎをコンテナに積み込む様子