くらしのサービス

知っておきたい点検あれこれ

大切な車や農機を長く愛用するために、知っておきたい「点検」のこと。

クルマの点検ってなんでやるの?

クルマの点検は、日々劣化するクルマを維持していくのに必要な措置ですが、大きく分けて三種類あります。

1. 日常点検

車を持っている人や、運転する人が自分自身で行う点検です。日頃、自動車を使用している中で、走行距離や運行状態などから判断し、適切な時期に点検を行うことが必要です。

2. 定期点検

日常点検よりも詳しくチェックする点検です。安全確保・環境保護の観点から、自家用乗用車については、1年ごとに実施しなければなりません。

3. 車検

新車登録時と、その後乗用車の場合は2年に一度、安全・環境面で国が定める基準に適合しているかどうかを確認するものです。
車検は保安基準を満たしているかのチェックをするだけですので、消耗している部品があっても基準をクリアしていれば問題なく車検を通すことができます。
次の検査までの安全性等を保障するものではありませんから、やはり日常点検整備や定期点検整備は必要です。

月日が経つと?(自家用乗用車)

図) 定期的な点検整備が車の寿命を延ばします。

ご注意!バッテリーのトラブルは突然発生します!

年間約83万件のトラブルが発生中!

JAFロードサービスのバッテリーに関する出動件数は年間約83万件、1日あたり約2,200件以上のトラブルが発生しています。近年バッテリーや自動車の性能が向上しバッテリーの寿命末期でもエンジンが始動する場合があり、バッテリーの劣化に気づかず、突然エンジン始動不能となるトラブルが増加しています。

出典:(一社)日本自動車連盟「JAFロードサービス主な出動理由
バッテリーが上がり・・・

路上トラブルとなると思わぬ大出費!

昼間:
12,880円
夜間:
14,940円

(JAF非会員の場合)

JAF会員は上記金額(ロードサービス基本料、作業料)が無料です。バッテリー本体は含まれておりません。
昼間8時~20時 夜間20時~8時

大切な車だから点検したい4つのポイント(日常点検項目)

普段から出来ること・簡単に定期的に自分で出来るメンテナンスもありますので、ぜひ日常的な点検を行って下さい。

その1 オイルの5つの働き

エンジンオイルの交換目安は6ヶ月または5,000Kmごとです。

  • 摩擦を減らす
    大きな力がかかる部分で、金属と金属の間に入り込んでクッションの役割を果たします。
  • 内部をきれいにする
    燃料によって発生するスラッジ(カーボンやスス)を洗い落とし、オイル中に分散させます。
  • サビを防ぐ
    エンジンを構成している金属の表面が、直接空気と触れないようにしてサビから守ります。
  • 圧力を逃がさない
    燃焼した高温・高圧のガスを閉じ込め、エンジンの力を有効に発揮させます。
  • 冷やす
    オイルを循環させ、エンジンを冷やします。局部的に加熱するのを防ぎます。

その2 タイヤ

タイヤは、あなたとご家族をタイヤ1本あたり、約ハガキ1枚分の接地面積でボディーを支えています。

  • 空気圧は適正ですか?
  • 傷・損傷などはありませんか?
  • 片べりしていませんか?
  • タイヤのミゾの深さは十分に残っていますか?(スリップサインに注意)

その3 水

ラジエター液は

  • 高熱を発するエンジンを冷却しオーバーヒートを防ぎます。
  • 冷却系のサビと凍結を防止します。

ラジエター液の交換目安は2年ごとです。

  • ラジエター液の液量は減っていませんか?
  • ラジエター液の色はにごっていませんか?

ラジエター液は劣化やエンジン内のサビによって変色します。
エンジンの熱によって蒸発し、液量不足になります。

その4 ライト・電気機器

ライトは日中あまり目立たない、複数個所にある、目視確認ができない部分もある等々……うっかり点検を忘れて点灯しないまま走行していることも!もちろん無灯火のクルマには罰則があります。
それぞれライトの点検をして確認しましょう。

真夏のボンネット内は、なんと200℃以上になるといわれています。
そんな過酷な環境下でも働き続けているバッテリーも、やはり定期的な点検が必要です。

お気軽にご相談・ご来店ください

お問い合わせはこちら