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「JAグループ神奈川推奨型式」農機14種を展示 ~農業機械展示予約会~

2017年02月06日

 JAグループ神奈川と農機指導員協議会は、2月3~4日、農業機械展示予約会を平塚市内で開催した。県下JA組合員らが2,204名(記帳数)来場し、過去最高の集客数となった。 会場入り口前の「JAグループ神奈川推奨型式」コーナーには、トラクター、ミニ耕運機、小農具など、県内で人気の14種類が展示され、来場者の注目を集めた。

  JAグループで生産資材価格の低減に取り組む中で、JA全農かながわ農機・自動車課は、JA、メーカーと協力し、「JAグループ神奈川推奨型式」指定の農機ラインナップを増やしている。
「JAグループ神奈川推奨型式」とは、①神奈川の平均的な耕作規模に適した小~中型サイズ、②基本性能を維持しながら低価格。または同じ価格帯でも付加価値ある人気機種、③一括仕入等による低価格設定、という特徴を持つ。

「低価格設定」は、県内で売れ筋の機種に絞り、JA全農かながわが、年間販売台数予測に基づき、協力メーカーから一括で仕入れる事で物流コストを下げ、5~15%の値下げを実現した。またJA全農かながわで一括在庫を持ち、専任職員による配送体制を敷くことで、県下JAから注文が入り次第、最短日数で納品できる。「農繁期に農機が故障。すぐ買い替えたい」という要望に、「推奨型式」なら対応できる。

 協力メーカーも歓迎する。「推奨型式」の設定により、製造機種の絞り込み一括注文・納品による製造・流通コストの抑制、などのメリットが生まれる。クボタアグリサービス㈱の担当者は、「農家数が減る中で、全機種の大量生産は難しい。一括在庫から即納する『推奨型式』を前面に出す方法は、購入者にとっては、分かりやすく、選択しやすく、買い求めやすい」と手応えを話す。

 28年度から「推奨型式」ラインナップに草刈機や刈払機などの小農具を加えたが、売上は好調。やまびこ東部㈱埼群営業所の担当者は「これだけ多い品数での推奨型式設定は珍しいのでは。『JA推奨』は強みになる」と話す。29年度は各メーカーの協力を得て、更なる機種品目数の拡大を目指す。