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神奈川県施設野菜共進会(野菜の部)に161点が出品

2017年04月06日

 県施設野菜組合連合会は、4月6日、「第46回神奈川県施設野菜共進会(野菜の部)」を県立フラワーセンター大船植物園で開催した。県内10地区からトマト79点、キュウリ82点、合計161点が出品された。
県農業技術センターの職員や市場代表者らによる審査の結果、神奈川県知事賞に渋谷実さん(藤沢支部)のトマトと山﨑真一さん(平塚支部)のキュウリが輝いた。他トマト10点、キュウリ10点が特別賞に選ばれた。
 講評では「トマトは7個とも揃った出品を優先した。一部に網果、日焼け、過熟、重量過多など、基準に満たない物が散見された。農家の生産技術の向上に行政と市場が協力する必要を感じた」「キュウリは全体的に出来が良かった。一方で規格に合わない出品も目立ち、下位入選の決定に時間を要した。共進会と市場への出荷規格を統一しては」と評した。
 品種が変遷し、消費側は安さを追求し、他産地との競合が激しさを増す中、需要のある規格を安定的に供給する事が、不景気を乗り切る手段になると市場関係者は訴えた。県関係者は、農家の手取り確保につながるよう、今後もより良い品種選定、栽培方法の研究を担っていく事を約束した。
 審査後に園内で出品野菜を即売し、県産トマト・キュウリの美味しさと生産技術の高さをPRした。