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神奈川県いちご連 「よつぼし」普及に向け説明会

2017年06月16日

 神奈川県いちご組合連合会は、6月15日、JA全農かながわ(平塚市)で、会員向けに種子繁殖型イチゴ「よつぼし」栽培説明会を開いた。2017年度から種子繁殖型イチゴ研究会に加入し、「よつぼし」苗の取りまとめを開始した事に伴うもので、「よつぼし」導入予定の会員ら23名が参加した。
 三重農研、香川農試、千葉農総研、九沖農研が協同開発した『よつぼし』は、従来の株分け式と比べて育苗の省力化が期待できる。株は大きく育ち、大果、多収傾向。甘味が強く、香りが良く、果肉が柔らかで、直売や観光園で 人気が高まっている。
 平塚市内でいちご園を営む農家のひとりは、「食べ比べ用に9種類のイチゴを導入しているが、『よつぼし』は味が良く、珍しさもあり、来園者も好んで手を伸ばしていた」と振り返る。
 購入したプラグ苗は、水切れ、肥料切れ、多湿等に注意し、育苗ハウスで約3週間育成後、定植している。「他の品種と比べて難しいという事はない」。観光園の仲間内では『よつぼし』の導入が増えていると言い、「今年は『よつぼし』の栽培割合を増やす」と話した。