「食育」への理解促進や意識向上を図るため、神奈川県主催「かながわ食育フェスタ」が、7月27日、横浜市内の新都市ホール周辺で開催されました。「神奈川・食育をすすめる会」所属の企業や団体、行政や栄養士協議会、大学等学校機関が、クイズやゲームで食育を学べる展示や体験プログラムを出展しました。「食」について楽しく学べるため毎年親子連れが多数来場します。
　県・中央会・全農かながわで作る「かながわブランド協議会」は、「足柄茶」を使って冷茶の淹れ方講座を開き、30名が受講しました。㈱神奈川県農協茶業センターによる実演の後、参加者は急須に冷水と氷を入れて作る「冷茶」を体験。「甘く苦味がない。家で眠っている急須で淹れてみたい」との声が聞かれました。

　「食育」は範囲が広く、旬の地場食材を使ったバランスの良い献立の提案の他、「かながわ県産生乳100％認証マーク」の紹介、横浜市による「食物廃棄率」の現状を訴える展示など、多方面からアプローチが見られました。神奈川県では、食生活を見直し、日常生活をコントロールしながら行う「未病」の改善を推奨しており、食育体験をきっかけにして欲しいと話しています。