ＪＡグループ神奈川と神奈川県が共同企画した「かながわ農林水産品マッチング商談会2017」が、11月29日、「ココテラス湘南」（藤沢市辻堂）で開催された。
　神奈川県内の生産者と県内を中心に事業展開する実需者を結びつけ、地産地消の拡大を目指す。事務局の営農サポートセンターと神奈川県は、新たな販路拡大や作付品目の新規開拓に結びつけ、生産者の所得向上につながればと期待を寄せた。商談会の前後に出展者対象のフォロー研修を実施するなど、成約率向上にも力を入れる。

　今年からＪＡと県の共催になったことで出展団体数が33団体に、実需者側は51団体に増加し、当日飛び入り参加もあった。事前に生産者と実需者の希望を考慮して商談スケジュールを組む「マッチング商談会」方式に加え、今年は出入り自由な「展示商談エリア」を充実させた。独自性や工夫を凝らした展示が並び、商品や資料を手に取り、試食を交えながら、生産側と実需者が活発に情報交換する姿が見られた。
　商談をサポートした全農かながわ職員は「県内には広く知られていない農畜産物が数多くある。地元ならではの情報を提供し、次の商談に結び付けて欲しい」と話した。